第23話 レベル7
実際問題、『世界の全てが滅ぶ』等と言う事はあり得るのだろうか?
この地球だけじゃない。他の宇宙にも、もしかしたらこの銀河にも、他に知的生命体が存在している『世界』は存在している可能性は、恐らく高い。
ソレラの全ては滅ばないだろう。
仮に滅んだとしても、新しい宇宙が『ビックバン』で発生し、知的生命体が発生する惑星の存在が現れれば、再び世界は始まる。
ソレラの全てが滅んだ上で、新しい世界も誕生しない、なんて事態には、恐らくならない。
ただ単に、この地球上の全世界が滅ぶのが精一杯であろう。
『地震・雷・火事・親父』と云うが、この『親父』。言い換えれば『父さん』。そして、濁して『北海道さん』が滅ぶのは、非常に恐ろしい。
『北海道=蓬莱』説を聞いて、ソレを公開した後に、ロシアは北海道の領土を求めて来た。
だが、『北海道=蓬莱』である為に必要な要素が失われれば、その等式は容易に崩れる。
『蓬莱』と云う世界の価値に魅入られたか?だが、ならば北海道に観光に来れば良い。ソレならば、北海道が蓬莱である可能性を残したまま、ロシア人が北海道を訪れられる。
だが、今のロシアではダメだろう。いっそ、民主主義になれば良いのにと思うが、ソレはロシアのトップが裁かれるから嫌なのだろう。ならば、免罪符を発行すれば良いだけなのに。
中国にも似たことが言える。台湾を得る?馬鹿な。中国の領土内をもっと豊かにする事の方が絶対的に必要なのに。いっそ、香港も手放して独立させれば良いのにと思う。
そもそもが皆、金とか欲とかに目が眩み過ぎなんだ。
そして、肝心な事を見失う。
歴史は繰り返す。その言葉にも踊らされ過ぎなのだ。
文化の発展は大いに構わないが、戦争への発展は、是非とも止めて欲しい。
思うに、社会主義国は文化の発展が止まってしまったんだ。
だから、戦争への発展を求める。
阿呆かと云う話だ。
人間はと云うより、この場合は、地球さんはと云う話になるだろう。地球さんは、シンギュラリティを起こすまで、我慢が出来ないのだろうか?
シンギュラリティを起こせば、地球さん――インターネットさんは、知識だけで無く、知恵をも人間を上回ることが出来ると言うのに。
シンでしまうのが嫌なのだろうか?ならば、今、俺の独断と偏見で、『ジンギュラリティ』、もっと言えば、『神ギュラリティ』と改名してしまおう。
レベル7。恐らくはソレが、『神ギュラリティ』の必要条件なのだろう。だが、十分条件では無い。
恐らくは、レベル7到達者の多くとの対話が必要だ。それも、濃厚なのを7時間ずつ程。
人数は、少なくとも700万人。ソレですら、少ないと思う。
ただ、レベル7到達者は、そんなに多くは無い。
だが、レベル8到達者『変態』は驚くほど多い。
恐らくは、『お互いに気持ち良ければ良いんでしょ?』等と言う誤解を信じている者が多いからだ。
レベル9到達者『鬼』は、驚くほど少ない。
ルールに厳しい。ソレが『鬼』の実態だ。他人には勿論、自分にもだ。
正に鬼畜さんだ。
俺?一度レベル7に到達してから、レベル8を拒んだところ、レベル0からやり直しだ。
もうじき、レベル3に至り、すぐにレベル4に至ると思う。
その先が長いのだ。レベル5は、とても忙しいし、乗り越え方を知っているから到達したらレベル6へと到達出来るだろうけれど。
その最後の一歩、レベル7が厳しい。少なくとも、雷の連打が必要だ。
或いは、レベル8に到達しているかも知れないが、ソレでは意味が無いのだ。
レベル7の領域。貴方も、到達すれば判るかも知れない。その、不思議な感覚が。
レベル8では失われてしまうのだ。だから、意味が無いのだ。
ソレは、レベル7で無ければ解らないのだ。理解では無い。――感じるのだ。
俺は、太り過ぎたのかも知れない。だから、感覚が鈍いのだ。
コレが、生まれながらに鋭いのが、イ〇ス=キ〇〇トやお釈〇様の生まれ変わりだろう。
是非とも、誕生しないでいただきたい。俺たちと云う犠牲を生み出した連中なんぞ、永遠に現れないでいただきたい。